夢見がちな日々2

中越千春です。

2月を過ぎた東京にいる。

タイトルは、大好きなcinema staffというバンドのGATEという曲の歌詞から引用させていただきました。
よく聴いていたころは、まさかここにいることになるなんて思いもしなかったなあ。


さて、瞬く間に時が過ぎていっていますね。
もう新しい年も一か月が経ってしまいました。
このペースでいったら、本当に一年なんてあっという間だな。
年々加速している体感時間に流されないで、しっかり時を射止めていたいですね。


さて、今月からわたくし新しい仕事を始め、生活に大きく変化が出ました。
音楽頑張りたいなら、そんな音楽でない仕事の話などどうでもいいよ、って感じで、書くべきか少し迷いましたけど、
私が生きやすく、音楽も続けやすいように、前向きに決断して進んでいることなので、書きますね。

先月までは、上京してから1年4ヶ月ほど、バイトを2つ掛け持ちしてWワークのクソフリーター生活をしていました。
なぜこのような働き方を始めるにいたったかというと、ちょっと長くなりますけど、
まあ音楽でどうにかなったらいいなというありがちで浅はかな期待でフリーター、
そして正社員のときのトラウマで、フルタイム週5って感じのがっつりな仕事に嫌悪感があったためWワーク、という選択に流れ着きました。

私は大学を卒業した後、正社員でOLをやっていまして、詳しくは省略させていただきますが、その頃は、自分にとってとても辛くて、牢獄に入れられているような日々でした。
そして色々あり(過去の記事ですこしわかるかな)、そこの職場を退職させていただいた後は、
20席ちょっとの小さなカフェでアルバイトをさせてもらいました。
アルバイトは、正社員と違って、鉛のような責任がまとわりつかない、時間内に帰れるというところが、以前のめちゃめちゃになってしまった仕事に比べて大変に気が楽でした。
しっかりジャケットを着てストッキングにパンプスを履いてパリッと働く、ということももう辛かったので、スニーカーとカジュアルな自分らしい服装で出勤できることも、すがすがしくてしょうがなかったです。
気さくな人々と甘いにおいに囲まれ、初の飲食店での接客業でしたが、
大変気持ち良く働かせていただきました。

そして色々決断し、そのカフェでのアルバイトを辞め、
地元から上京して生活を開始することになります。

初めての一人暮らし、そして東京での生活。
収入なんて、アルバイトをして気楽に頑張れば大丈夫、そう甘く考えていたなと
今振り返れば思います。

そしてバイトを何にしようか考えた結果、
昼は6時間くらい週5でバイト行って、夜週2くらいで別のバイト行けばばっちりなのでは?
少し働いたら自由になる日も多いし、週2くらいだったら別のバイトにも行けるだろう、名案!
…と思いました当時。確かに。

甘かった…完全に甘かったですね自分。

東京の街の方での接客アルバイトをなめていた。
毎日毎日、今までの環境では信じられないくらいの数の様々なお客さんが来店する。
たくさんのお客さんを相手にするには、効率よく、スピード感を意識して
接客を行わねばならない。
遅い、怒られる、大変に仕事ができずに鬱感でいっぱいになった。
それでも笑顔で全身を使って元気に働かなければいけない。

Wワークをなめていた。
週2、3日、夜ちょっと働くくらい大丈夫ー!
と思っていた浅はかな自分を殴りに行きたい。
くたくたになった後、帰宅してからの、
え、また働きにいかなくちゃならないのかよ感。
結局何もできないWワークの日の、前日の死にたさ。
終了後の、今まで経験したことがないような疲れ方。
両方立ちっぱなしの忙しい接客業を選んでしまっていたのである。
疲れを取る時間、2つの仕事へ向かう時間を考えると時間は奪われ、結局コスパは悪すぎであった。

学生の頃の掛け持ちが続いていたのは、
生計を立てているわけではないのでがっつり入ってなかったし、さほど疲れる仕事ではなかったし…まあなめていた以外の何物でもあるまいね。

といったように、本当気持ちの振れ幅が色々あって書ききれない感じの生活をしていました。
1年頑張ってみて多少は慣れたけどやっぱり辛いし、お金はないし、音楽で食べられる見込みはないし。
あっという間に若さなんてなくなるのでしょうし、将来の不安もどうしようもなく発生。
そして今の状態で焦っても世の女性ミュージシャンのような年齢でのデビューは厳しいと思った。
(自分の力量的に厳しいと思いますが、考えてはいたんですよ…好きなことして食べたいじゃないですか)
だから、一旦落ち着いて、長い目で見ていい音楽できるように、積み重ねていけるように。
そういう人もいるじゃないか、大丈夫、と切り替えようとした。
そしてやっとこさ踏み切り、今に至る。
元からストレス処理は苦手なとこがあり、
死にたみな気持ちに襲われることが多かったので、もうあの生活の限界もきていたと思います。

これまでと今後を考えて職を探して、無事になんとか決定。
そして今の新たなデスクワーク中心の仕事になって、主に驚き感動した3点。

1.疲れない。
以前の生活だと、仕事から帰ってきても身体が疲れているので、1時間くらいは寝転がってないと次のことに移れなかった。
今日は帰ってくるなり片付けと洗濯した。
素晴らしい。

2.次の仕事に行かなくてよい。
言いようもないあのストレスは消滅した。
最高。
一つの仕事に集中できるって最高。
(Wワーク始めた最初の頃、死ぬかと思った。)

3.それなのに以前よりお給料がよい。
正社員時代はぶっちゃけお給料がよく実家暮らしだったので好きなだけ使えたけど、欲しいのは時間で、お金のありがたみなんてわかってなかったです。
でも一人暮らしでフリーターすると本当にわかった。
お金のあるなしは精神状態に関わる。
わたしはもう少し生活を安定させて心も安定させる必要があった。
だから、仕事を変えて少しだけ余裕ができ、精神状態もよくなっている。

たくさんすぎて辟易していたお客さんも、見えるところにはいなくなった。
目を気にすることもなくなった。

人間関係においても。
前のバイトで、自分は仕事できないやつだと思い込んでしまったのですが、
ここでは最初から普通にしていても怒られないし、むしろ感謝されることが多くて、とっても過ごしやすい。
毎日鬱々としていた気持ちも無くなった。

今のところ、びっくりするくらいストレスフリーである。
まだ最初なので、これから待ち受けていることは多少なりともあるのでしょうが。

環境を変えたら、ここまで変わるんだなあ。
必死に、できない私が悪いから、教えてもらっているぶん頑張らないとって思っていた日々は何だったのか?
と思いもしてしまうけど、
あの生活をしてこなければ得られなかったものは確かにある。
今まで経験しなかったこと、たくさんさせてもらった。
頑張りを認めてもらった日には、泣きそうになるくらい嬉しかった。
今の環境のありがたみもわからなかったかもしれない。
上手に振舞えなかったかもしれない。
きっと、私は強くなっている。
そう思えば感謝なんかが湧いてくる。

でももう苦しい日々に遭遇したらできるだけ早く環境を変えられるように努めよう…。
若いうちの時間を大事にしたいし、この記事(http://anond.hatelabo.jp/20170204103326)を読んだら、新しい仕事に行っていたら、
向き不向きはあって、わたしが無能なわけではないんですねと自信がでてきたよ。
だってこんなに働くことにストレスが無いなんて。
今までの経験からだと、わたしにとっては大人数より少人数、ガツガツよりのんびり、
が、よりよいですね。
覚えとこうね。
まだギリギリ若いから冒険するかい?
いやいやここまで頑張ったから少し落ち着かせて…。自分のために伸び伸びと生きさせて。

オフィス用の服を着ていくのはやっぱり少し堅苦しいけど、
環境が良いし、終わらない仕事を抱えまくることもないし、将来も少しくっきりしたし、
トラウマは払拭しつつある。
またこんな服を着て過ごす日が来るなんて。
でも大丈夫だよ、過去の私。

不器用だから、こんな風にしか進めないけど、
全部全部、血肉にしてやるからね。


さて、このまま良い方向に向かいますように。
向かわせる。
音学校も最後までがんばるぞ。

ぜんぶぜんぶ、東京、ありがとう。
吸い込んで、わたしは生きるよ。

鮮烈。〜ハンサム物語〜

私が神木りゅうのすけ君に魅せられ好きになったのは2014年の夏。
情報を追っていると、何やら"ハンサムライブ"というものがあり、彼はそこで歌って踊っているらしいということがわかった。
何その素晴らしいもの。
絶対行きたいと思った。

ハンサムライブは、その年の年末に東京で行われたが、まだ地元高知にいた私は、さほどお金もない状況で、それにそんな簡単に会えてしまうのも贅沢すぎると思い、この年は見送り次の年に思いを馳せた。

そして私はかくかくしかじかで上京する。
しかし翌年2015年の年末はまさかの開催されず。
1年お休みを経て、パワーアップして翌2016年に帰ってくるとのこと。

誰しも待っていたと思うけど、以上のような理由で私も待っていたよ。

そしてあれよあれよとチケット発売時期。
しかし、全然取れなくてそわそわ。
そして年末12/29追加公演があることが発表され、こちらに願いを込め応募。
見事当選!!
どうにか心が落ち着く。
最高の年末のチケットを手に入れ、震える。

そしてあっという間に日は過ぎ、ライブ前日。
ようやくコンビニでチケットを発券した。
整理番号を見ると、「A◯◯◯◯」(◯は数字)とある。
会場である東京国際フォーラムの座席は、行ったこともなく全然把握していなかったけど、
Aだし結構いい席なんじゃね、と、
行けることだけでも幸せなのに、
少しささやかな期待もしながら
カバンにチケットを忍ばせたのだった。

そして迎えたライブ当日。
私は信じられないくらい特別な高揚感で心をいっぱいにし、
ギリギリまでバイトをしていたため、有楽町駅から走って会場まで向かう。
会場までの道がやけに美しい!床から照らすライト。どこかで見覚えがある。東京という感じ!

そして会場に飛び込み、座席が記載された用紙の発券を行う。

…??

そこに見えたもの。

1階席。列・1桁台後半。あと横の座席番号が。

これは…?え…?となり、脳がうまく処理できない。
急いでとりあえずペンライトと神木くんの写真を購入し、サインが書かれたパネルの写真を撮り、
開演前の用を無事に済ませられ、思ったより余裕があってよかったとホッ。
そしていよいよ問題の座席へと向かう。

そこは、ファンの熱気ムンムンの世界!女子達ー!うちわー!
昔、Jのつく事務所のアイドルファンだったこともあるのだが、ライブはほぼ行くことができなかったため、なんかこの会場の雰囲気に感動。
そして進んだ座席。
…近い。これは確実に近い。
これは、肉眼で、ステージ上の人々の表情までしっかりわかるほどの…。
初めて神木くん見たときの比じゃなかった。

動揺してツイッターに、死期が近い、逝ってきます、などといった意味不明なこと呟いて電源切って、
いざ、 開 幕 。

最初は映像からだった。
今年はハンサム学園という設定のため、校舎の色々な所を舞台に、制服を着た爽やかハンサム達が次々と名前のテロップと共に画面に登場。
その度、会場絶叫。(わたしももれなく叫んでみる)
そしてひと通り終わったら、ステージ上にハンサム!!!!
ギャーーーー!!!!!

…ご報告させていただきました通り、ステージ上の人々の表情まで肉眼で確認できるほどの距離の座席でして。
そんな距離で、総勢25名の顔ちっちゃい足長い美しい男たちが笑顔で歌って踊りだしました。それは約3時間に渡り。
この夜、今まで見てきたものはなんだったのかの域で、自らの眼球に生で通したもののレベルのアベレージが、一気にブチ上がりました。
目がおかしなった。

…さて気を確かに。
ひとつひとつ、みんな本当に表情豊かで客席に届けてくる。
俳優をメインに活動されている方が大半なので、本業ではないのだけど、とっても一生懸命で、笑顔で、キラキラしていて、伝わってくる。
たくさんの曲を大人数で歌い踊り、合間にコミカルな映像やときめくゲーム大会もあり、本当に本当に濃密で、本業の傍らこれをやっているとかみんなどんな体しているの?とびっくりさせられました。
 

神木くん、メチャ忙しいし、普段は全く歌い踊ることもないのに、ちっちゃい体を誰よりも振って、魅せようとしていた。
神木くんがどんなになってもこのイベントが好きで大事にしているということがわかったよ。
画面を通してでは味わえないこと。ずっと目で追っていられて、生で色んな表情を見られて幸せでした。
笑顔も、鋭い目も、激しい動きも。
力もらいました。
あなたはやっぱり素晴らしいな。
無邪気で貪欲で。
最後の方かアンコールの最後で、テンション上がってバックバンドの皆さんに向かって、その前をぴょんぴょん跳ねながらステージを半周していたのを見て心底幸せな気持ちになりました。
 
みんな素晴らしかったけど、
印象に残ったハンサムさん達感想いきます。

まっちまさん
端正な顔立ちなのに、いじられキャラ立ち過ぎて最高だった。
こんな姿が見られるのも、ハンサムライブの魅力なのですね。
同い年なので頑張って欲しいと勝手に思っている。もう頑張ってるよ、何様。

どおりくん
勝手にすごくクールな印象を持っていたのですが、
一人一人最後に言ったメッセージが熱過ぎてやられた。
ツイートで流れてきて少し彼のブログを読む機会があって。そこにも熱い思いがあった。イメージ変わったなと思いつつ、今回のメッセージでそれはもう大幅に。(現在、彼のプライベートアカウントをフォローしてそれはそれはさらに変わり愛おしいの域…)
支えてくれているファンを心から感謝していて、大好きで、今日はどれだけ楽しませたかったか。
これだけの思いを抱えて仕事しているどおり君、素晴らしいと思った。

広大くん
ホントダンスが上手で、好きなのが伝わって、目を奪われた。
最年少19歳なのに、バリバリのパフォーマンス、MC、笑顔で元気、素敵すぎた。
最後は汗と涙でキラキラしていて。
そんな姿を見せてくれてありがとう。心が洗われたし、刺激を貰った。

みぞたく
ハンサムのネット番組を通して、かわいらしいので気になってはいたけど、生で3時間通して見たことにより、思考の余地なく心は捕まれ、帰りに彼の写真を買って帰りましたとさ。
こんなかわいい人間がいるんだと思った…。
いつも笑顔で楽しそうでおしゃべり。
見ているだけで心弾む、カラフルなキャンディーみたいな子🍬
そして身体細すぎてダンス中とかアァ〜!!となった。
ツイッターを通して、みぞたくが今日も元気で生きていることがわかるだけで幸せ。
アハハ〜(沼)

新人ハンサム
やはり先輩に比べてぎこちない部分はありましたが(何様)、一生懸命やっていて、初々しくてよかった。
たくさん練習したんだろうな。
ハンサム番組や動画で今まで見ていたのでいつの間にか親近感溢れてしまった。
今やスーパーハンサム、お亮さんや隆さんや小関ちゃんだって、
キミノリズム(新人ハンサムに歌い継がれるようなフレッシュ名曲)を歌ってフレッシュさぶちまけていたのよ。(私は2012年のキミノリズムが大好きだ)
今こんなに熱くて立派で(最後のコメントで感極まる子もいたよ。他にも素晴らしいコメント残していた)、歳を重ねるごとにどうなるのか、おばちゃんは今後が楽しみだ。

いつも画面を通してクールで爽やかな姿しか見たことないような方々。
どんどんみんな汗まみれになって、笑顔で、キラキラしていた。
最後にはみんながみんな感謝の気持ちを伝えていて、
めったにない、ファンを前にできるこの場を本当に大切に思っていて、大好きなんだと伝わってきた。
仕事を、ファンを、大切にしている、熱くて真摯な姿に胸を打たれまくった。
そしてアイドルの方々とはまた違って、
それぞれがそれぞれの場で活動しているので、集結すると個々のカラーが混ざり合いすごいことになるイベントだなと感じた。
年に一度しかないし、練習期間も短いものだとは思うけど、
その分なのか、その割になのか、気持ちの圧をすごく感じた。
25人分の気持ちがバーンと飛んできたよ。
 
モデルプレスさんが25人分の会場で言ったメッセージをまとめてくれている神記事。→

https://mdpr.jp/news/1650686



色んなメンバーが、お客さんに元気をもらったと言っていたけど、
こちらこそだよ本当にと思う。
でも私もステージに立つ身だから、それはわかる。
お客さんがいるから、元気もらえることがある。
あれほどのお客さんを前にすれば、どおり君が言っていたように、
それはもうこの景色を思い出してギリギリのときも頑張れる、
それくらいのものになると思う。
お客さんの笑顔を守りたいという皆さんの心からの思いを聞いて、こっちだって守らせてもらうわと思った。
キラキラのあなたたちを。
幸せをくれるあなたたちを。
人間国宝…。
もうハンサムフィルターで周りが見えません。

私もいつかアーティストとして大勢の人を前にすることがあったら、
こんな風に大事にしていきたいな。
いや、大小は関係ないね。ひとりひとりに。

神木くん目当てでこの度参戦に至ったハンサムライブですが、
メディアを通してだんだん他の人や、このライブにかける思いを知っていき、
最終的にハンサムライブという一つのショーを好きになり、感動をもらいました。
ただのイケメンではなく、
熱く立派な思いを持った尊敬できるたくさんの人たちに出会えました。
 
そうだ、ね、
その姿で、
いかなくちゃね。

♪ありがとう
大好きだよ
心から
感謝してる
(♪DEAR MY GIRL)
 
マジでこの歌を送り返したいですね…。
 
 
ペンライトで色々色を変えてみるタイムのときに、振り返ってみると、後ろに広がるお客さんの多さにびっくりした。
そして後日、本公演の東京ドームでの写真で客席が写っているものがあって、広さにこれまたびっくり。
そして中継を見ていた全国の皆さん。
それを思えばどれだけありがたいものだったんだろうかと、日が経つごとにじわじわ思わされます。
座席だけが全てではないのですが、そのぶん熱量を間近で受けた気がして、
特別な経験をしたと思っていて、
大げさかもしれないけど人生でまたとなかったかもしれないので、
大切にしていきたいと思っています。
 
笑って、歌って、ときめいて、泣いて、ペンライトを振って応えて、
幸せな時間をありがとう。
 
 
その後の変化としては、
みんながみんないとおしくなっちゃって、
ネットでつい色々見てしまったり、
仮面ライダーに興味がわいたり、
ツイッターの喜びが増えたり

こんなに素晴らしいあなたたちがいろんな場でそれぞれ頑張って同じ地球で生きているという事実で
ああ私も頑張ろうって思うようになったよ…。
 
 
素敵な年末のひとときを、本当にありがとうございました。
 
 
【Amuse Presents Handsome Festival 2016】
追加公演
2016年12月29日(木)
東京国際フォーラム ホールA

全感覚祭、未来

全然こんにちはな時間じゃないですが、こんにちは。
前回のブログはだいぶこじらせた内容を勢いで書いてしまい、読み返して確認するのも怖い、中越です。

そんな大変な日々からも少しずつ離れ、この前の金曜は無事にライブもでき、最悪の最悪の最悪の状態でも、やっぱり日々は少しずつ大丈夫にしてくれるんだと改めて実感している。不思議なもので。
そして、体が、元気が、健康が、本当に一番なのさ。



*****


今回ブログを書こうと思ったメインのことは、先週11日に遊びに行ったライブイベントについてです。
もっと早く書きたかったのですが、ネットのプロバイダの障害に阻まれる事態発生。
今冬は障害が多いのう…。
薄れゆく記憶を辿る。

さて、行ったイベントとは、バンド・GEZANの自主レーベルである”十三月の甲虫”主催「全感覚祭 2016」。多摩三角公園にて。

大好きなNUUAMMと、川本真琴withゴロニャンずが出るし、色々なアーティストが出るのに入場無料で投げ銭式ってところの面白さにも惹かれ、私は初めて多摩地区の地を踏んだのであった。

午前11時前、会場に着いた頃は、まだ日が当たっておりあたたかかったのだけど、あれよあれよと言う間に周りのビルに遮られ、会場は影ばかりになってしまった。
昼間でも容赦なしの寒さ!カイロを持ってきて正解だった!(会場にふるまいのカイロもありました)
そもそも、12月に野外イベントってすごい…。

時間的にもうOAは終わっていたのかと思っていたが、押していたらしく、全感覚祭のマスコットキャラ「全感か君」によるOAが開始。

ボヨボヨに加工された声で、挨拶。注意事項を説明してくれる。やさしい!
そしてこの曲から~!と始まったのは、ラジオ体操第一!!!!
みんなそれぞれ体を動かし、OAにして一体感。
みんな知ってるし、体もあたたまるし、このはからいは最高だなと感動しました…。
横にあるパーキングビルから体をのぞかせていた、イベントとは全然関係無さそうな?おじさんも体操している姿も見えてとにかく平和な時間…。
青葉市子ちゃんが体操している俺たちをパパラッチしていたと思ったら、動画で上げていた。パーキングおじさんも写ってる!笑

https://www.instagram.com/p/BN4QKlmgAa7

OAから感動が生まれるイベントって何だろう….。

では~見て印象に残ったライブを書きます。

トップバッター、初見・チーターズマニア!
かっこいい演奏の中で、かわいらしいシャウトが聞こえてくると思ったら、な、なんとフロントマンが小さな少年だった!!
終始、少年はリズム感、ノリばっちり、大人の楽器隊のギター、ベース、ドラムの皆様の演奏も疾走感あり、グルーヴィーで、こんな音楽、初体験で衝撃でしかなかった!歌詞も意味を含んでいる感じでむっちゃよかった…。
あとで調べたら男の子はなんと小3だと…これからに期待しかないね(T_T)

そしてそして2番手はお目当のひとつ、NUUAMM(青葉市子×マヒトゥ・ザ・ピーポー)!ぬうあむー!!
ぬうあむさん好きなのにそれぞれの活動もあるからかな、年に1、2回くらい?しかライブやられないんですよね。だから、見れる喜びもひとしお。ブログにも書いたけど、3月に阿佐ヶ谷で初めて見たときは感動したね。それ以来。
マヒトさんと、市子ちゃんの化学反応。 寒くて寒くて、かじかむし演奏できるのか心配もある中でしたが、無事に。
一瞬で、ふたりの妖精さんが作り出す、懐かしくも、真理を照らし出すような時間へ。
軽やかで無邪気な感じもあるのに、狂気や厳かさも感じられるのが不思議で魅力的な音楽。
そっと紡がれた音や言葉の一つ一つが、寒空の下に広がり、ふっと体に入ってはぐっととらえる。
市子ちゃんがすごく楽しそうで、最後の曲はハンドマイクでかわいらしい身振り手振りをして、いい曲だったな…月の曲だった!
アルバムに入っている曲は一曲しかやらなかったと思うので、新作に期待☆
NUUAMMありがとう…。にこにこ、美しさに泣いちゃいそうだったよ。
こんな空間が作れるんだ。
この上ない音の鳴り方のイメージを私にくれたんだNUUAMM。
還元したい。

暖と軽食を取りに、ありがたくもライブに付き合ってくれ一緒に来ていた友達と一時退避。
そして用事で友達は先に帰宅。
ここから、一人で寒さでわけわからんくなりながらも、しっかり投げ銭して2000円以上の方に貰える素敵パッチをゲットしたし、見たことなくて気になるバンドばかりだったし、NUUAMMで好きになったマヒトさんのバンドの主催やということで見届けたい思いも確認したしで、結局最後まで粘ってしまった…。本当に今すぐ暖を取りに室内に避難したいくらいハンパなく寒かったし、色々やることもあったし、諦めて帰ろうかとも思いつつも。
当初のタイムテーブルは17時頃終演でしたが、だいぶ押して、極寒の19時頃終演…。
私の粘りようがわかりますか。

パッチはこんなんです。服とかカバンとかに皆ひらひらしててかわいかった!



お目当その2、川本真琴withゴロニャンず!
昨年のジオラマミュージック フェアぶりである~!
素晴らしい音源も今夏発売し、昨年より身近な存在になった感あり、すごく楽しみでした!
ステージに立つ5人を見られるのが嬉しかった。
しかし、そういえば夏の曲ばかりw
極寒の中で聞く最高の夏ソングっていうぶっ飛び最高さ。
川本さん、ワインの瓶持って飲んでてびっくり。酔っ払ってたのか、前回のライブよりもファンキーすぎてびっくりしましたw
マイクやマイクスタンド振り回してたw
それに振り回されるメンバー…でもなんかほんわかする雰囲気でよかった。
ハッカときみと太陽と、の途中で、マイク以外の電源落ちるトラブルあったのですが、コーラスや、演奏を声でやってみたりと、和やかな柔軟性に、笑顔のままのステージでした。恐れ入りました。
やっぱり川本さんという存在は唯一無二だね…。
おニューのピーコートで決めていたドラムス・スカート澤部さんキュートでした。先輩ばかりの中でも、しっかりまとめようとこなされてる感あり、さすがだなと。尊敬。
ベース池上さんクールでかわいいです。 ギター三沢さんお茶目で素敵。カッティングやコーラス。
ギター植野さん、川本さんを見守る優しさ、ギタープレイ大人爽やかかっこよく素敵(T_T)(何語…)
不思議なバンドだな~ゴロニャンず。
メンバーはそれぞれで活躍されてるから、魅力が混ざり合っている感ある。
あーまた見たいな!
こんな弾ける音楽を鳴らしたいよ。

寒さに苦しみながら、途中近くのショッピングセンターやコンビニで暖を取る休憩もしながら、KK manga、テニスコーツ、どついたるねん、ハバナイさん、と、初見で堪能。

夕暮れのテニスコーツは、寒さもひとしおで、こんな中演奏するのか大丈夫なのかなと心配もありましたが、またも演奏の方は全然無用で。辛い部分はあったとは思いますが…。
私の方が、じっと座って寒すぎて意識薄れそうで…。そんな中でも思い返せばとにかく素晴らしかったなと…。
澄んだ音が、そっと軽やかに、空気に溶けていった。
最後の曲で市子ちゃんやマヒトさんも加わって歌っていた。
2列目くらいの右側至近距離で聞けて、酔いしれました。
目の前で今度はしっとり爪弾かれる植野さんギターも素敵でございました…。

トリはハバナイさんでタイムテーブル通り終わりかと思いきや、なんと反対側のステージの方で、何やらマヒトさんらが演奏の準備してるやないか!!!
急遽、なにか軽く演奏して締めるんかなーと思いきや…。
活動休止中だったはずのGEZANが復活しました。たまげた。
頑張って残っていてよかった。
ぶっちゃけNUUAMMのマヒトさんしか知らんくて、GEZANのことほぼ知らなかったのですが、
この日のライブは、活動休止を経て新ドラマーを迎えて初のライブ、主催イベントでシークレットトリで、という特別なライブだったためか、
鬼気迫る感じをとにかく感じて、痺れた。
これがほんとうのマヒトさんなんやなって、強い眼差しと、突き抜ける、狂気を含んだ少年のような歌声、熱のこもった演奏に、目を耳を奪われたのであった。 GEZANってたぶん地元いたときに地元の名アングラ箱に来ていた気がする…。惜しいことを…。
魅力的だった。GEZAN聴かなければ…。

手作り感溢れるイベント。
作り上げるのに色んなことを自分たちの手で費やしたんだろうな。
魔力のこもったイベントにするために。惜しまず。
この自由で素晴らしいイベント、また行ってカンパして盛り上げたいので、続きますように。
何度も書いてますけどほんとに死ぬほど寒くてですね…地獄のようでもあったんですが、見たものを思い出したらちゃんと残っていて。大切な記憶になっていて。
不思議とその場に何かあると引きつけられたのは、やっぱりイベントの力だろうな。

とん汁。


レーベルフラッグ。


2016年最後の月、このイベントに足を運べて本当によかったです。
貴重なイメージを体験しました。


*****


まだまだ自分はここからだ。
やっと向き合えている気がする。
自分を勝手に埋めるためでなく、きちんと出すものとして成長するため。

このまま私の音楽と人生はどこへ行くんだろうと不安がありました。
ふいに、"音学校"という場所へ通えることになり、自分の音楽と向き合ってくれたり、やりたいことのために学ぶ大切さや面白さを知れたり、新しい出会いがあったり、こういう環境をいただけたことで、一人きりで分からなくなっていた状況から幾分かましになっている部分ある。
また、悪い流れもあった仕事も、やっとすっきりさせようとしている。実家を出て一人で生活するようになって、お金の本当の大切さが初めてわかったと思う。
もすこし、やりたいことのために、負担が少なく生活できるように、やっと変えていく。お金は精神衛生にも影響するんだー。
体調は優先。これからは小さなストレスも我慢、無理しすぎない。大きな事態に備える。

未来に少しでも希望が生まれてよかった。
残りの20代はきっと一瞬だから。
ぐだぐだと絶望ばかり浮かぶようではいけなかった。大切に走れ。
後悔のないように。
実りある日々を。

 

懺悔

こわれそう。

ここ最近、こたつで寝落ちしてばっかりだった。
そりゃ風邪気味にもなる。
そして労ろうともせず、連日、体がそこで動かなくなり布団で寝ない。それは長引き、喉は弱っていたんだ。
そんな状態で歌ってしまったのか。あの日は。

そして、約一年半前と同じく、声帯が腫れて歌うことはおろか、まともに喋ることすらできなくなった。
声が出ないって想像以上につらいのだ。
できないこと多いのだ。
経験したのにな。

とにかく計画性は無いし、キャパオーバーになるし、鬱っぽくなる。こたつで動けない。
こんな状態でこのままここにいていいのかな。
だめじゃないかな。

昨夜、無理に行ったバイトが忙しめで、焦り、やらかしもあり、迷惑をかけているのもとても厳しい。声もほとんど出ていなかったのでテンパりもあった。
しかも今日、当日キャンセルしたライブは、バイト先が手配してくれて、バイト先の上司と演奏する予定だったのだ。やりきれない。迷惑しかかけていない。

なんにも、やる気がでない。
洗い物洗濯掃除曲作りアレンジやることは山のようにあるのに。


以上夕方書いた文を中心にしており、今はもう25時ごろです。
すこしやることに着手できたり、人とやりとりしたりして、最悪すぎた夕方までよりかは落ち付きましたが、やっぱり悔しさでいっぱいです。
体はサインを出していたのに。

これは大変と思い、キャパオーバーの対処として、案件をひとつ少し後に見送った。
こういう判断、もっと早くにできなかったものだろうか。

馬鹿だし才能もお金もないし本当この生活を続けるべきではないような気がいつもに増してする。
馬鹿生活リズムでは、したいインプットも充分にできない。
でもまだちょっと知りたい、東京を。あさましくも。

この文を公開して誰が得するのか、謎。 体調管理しとけってこと、わたしの自慰行為。
あ、病院は本日、休日診療のとこで無事に診てもらいました。

また歌えるようになったら、ありったけの思いで、喜びで、歌うからね。
そのときは、聴いて欲しい。

色々と励ましのメッセージを下さったみなさんありがとう。

おやすみなさい。
最悪は、明日はきっと少しはいい。

2016 初秋 近況

ブログ。
大変お久しぶりになってしまった。
前回からもう半年も経っており、時の流れの早さに、ただただ、驚くばかり……。
半年前のブログを読み返してみた。
私は確かに悩んでいた。
半年後の今、すこしだけだが、見えるものは違っている。
でも、ほんとうに、半年も経ったの!?何してた?という感じ…。
完全に流されている。流れを止めろー!!
流れを変えるための方策も考えてはいるので、うまくことが運べばいいのだが…。

本当は、この前の7月で東京で一人暮らしを始めて1年が経ったので、上京1年の節目のブログを書こうと思っていた。
それなのに途中まで書いて、推敲できずあれよあれよときてしまいました…。
本当に、流 れ を 止 め て く れ……。

その書こうとしていたブログを読み返してみると、またもやなかなかに現実に潰されそうな心境が綴られていた…。確かにそうだった。一人暮らしのさみしさ、もろもろのうまくいかなさ。
今すこし気持ちがマシなのは何故だろう。
現実を変える道に気づいてきたからかな。
ここにも居場所が増えてきたからかな。
せっかく書いたんだし放出するか?と思ったけども今の心境とも違う、悲惨でしみったれたものだったのでしまっておくね…。
上京して1年、確かに、東京、一人暮らし、フリーター、音楽、現実とのギャップに戸惑いまくりの日々だったよ。
ぶち壊されたのち、フツフツとした希望を積み上げ、今ちょっと明るい。報われろ!

このスピードでいくとわたしの20代などフッと終わってしまう!
慌ただしい毎日でも、その中でちゃんと、取り入れて、気付いて、実行して、積み重ねていかねば。


***


先日10/1に行ったライブの話をします。
ふくろうずの内田万里さんの弾き語り天国というイベントへ行ってきました。
内田さんのことはあまり知らなかったのだが、ゲストの2人、スカートの澤部さん、青葉市子さんのファンのため参戦。
好きな人の共演ほど高まるものはねぇ…。しかも今までなかった組み合わせに嬉しさの極み。

トップバッター・スカート澤部さん。弾き語りを見るのは初だった!!
アコギに持ち替えても流石のコードワーク、カッティングで痺れる。口笛が沁みる。
澤部さんの言っていた通り、肌寒くなってからがスカートの音楽本領発揮だ。少し肌寒さを感じ始めたこの時期に生で聞けてよかったなあと思います。
さみしさも、幻想的に、気高く。

2番目市子さん。髪型を変えていらっしゃってびっくり!印象的な黒髪が染まっていました。
そっと、ていねいに紡がれる音の一粒一粒が会場の隅々に行き渡る。流石の気持ち良さ…。
ココロノセカイ、機械仕掛けの宇宙、聞けてよかったなあ…。その他、今月発売の新譜を期待させる曲も。
澤部さんとは初めてですが、もう和気あいあい、とおっしゃっていて、勝手にオー!と嬉しくなる。

ラストは内田さん。しっとり力強くキュートに聞かせてくれました。イベントへの、音楽への、愛が溢れていて、いいなと思った。同じように彼らが大好きなのだとわかって、一気に親近感。
彼女の幸せさが伝わったし、負けじと、とってもキラキラ輝いていて、素晴らしいライブだった。

そしてアンコールで3人がなんとコラボレーションしてしまった…!テニスコーツさんの曲をセッション。
好きなミュージシャンが一つの音楽をやっている…涙
こちらからは彼の音、こちらからは彼女の音…。
もう、幸せの極みでした。
顔が笑顔で緩む。
こんなの二度と見れないのではなかろうかというやつでした…。

ほんとうに幸せなひとときでした。
弾き語り天国、ありがとうございました。




東京に来て、音楽やってみて、気づかされて、
ファンのミュージシャンのライブを見に行くときも、自分と照らし合わせるようになった。
この、胸へ届く音はどうやって出しているのだろう、なぜ心地よいのだろうかと。
こんな、幸せな余韻を残す時間。
近づいていきたいなあ。したたかに。


***


この前久々に帰省すると、やっぱり、街に癒された。体に馴染む、安心感。
このままここで過ごすのが幸せかもしれないという考えはよぎる。
でも、高知の空気にも再び慣れてきた帰省最終日くらいに、なにか、上京前に感じていたような、東京に焦がれる気持ちが少し滲み出てきて、気付き、思い出した。
そうだ、わたしがこの街を出たのはこういう気持ちがあったからであった。 しんどさでだんだん薄れてしまっていた。
まだ、ここでしか見られないものを見たい。見よう。
だんだん勝つ力はついてきてるんだ。
よし!


吐き出す場、見つめる場としてブログはちゃんと必要だ!
また近いうち書けたらと思います。